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道の駅と廃線巡りの旅(平成11年9月15日〜23日)
その1


まえがき
 北海道へは今まで新潟、もしくは直江津からの日本海航路を利用していましたが、 今年になって大洗からの太平洋航路が約50%の値下げを行い、日本海航路と値段的に 変わらなくなりましたので今回はじめて大洗から北海道入りしました。

◆ 9月15日(水) 晴れ
 前日、仕事で遅くなったので準備をしていたら夜中になってしまった。翌日は大洗朝9時 のフェリーに乗るので、寝ないでこのまま出発することにする。午前3時に自宅を出発。R51 をひたすら走り続ける。途中、仮眠を取りながら走ったが、6時には大洗に到着。
 コンビニで食料や雑誌を調達してフェリーターミナルへ。乗船手続きを済ませて1時間ほど 待ったのちに乗船。定刻より30分遅れの午前9時30分出航。天気が良く、揺れはほとんどない。 前夜、ほとんど寝ていないのですぐさま二段ベッドへ潜り込み熟睡。

◆ 9月16日(木) 晴れ
▲苫小牧FTにて

 苫小牧までの20時間の大半を寝て過ごし、午前5時50分に苫小牧へ上陸。すぐさま R36を西へと走る。信号待ちをしていると 二十歳くらいの若者が窓を叩いた。函館へ行きたいとのこと。函館へは行くことは行くが、色々 と寄り道をするので途中の室蘭まで乗せて行くことにした。話を聞いてみると大阪からヒッチ ハイクでやって来たらしい。何故僕のクルマに声を掛けたのか理由を尋ねると、道外ナンバー なので遠くへ行くと思ったという答え。ハイ、その通りです。^^;

 途中、海を見たいと言うヒッチハイク君の為に海岸沿いの駐車場にクルマを停めたり、世間話を したりとしているうちに室蘭市内に入り、R37 との交差点でヒッチハイク君を降ろす。これで長万部まで行ければあとは函館方面へ行くクルマに 拾ってもらえるだろう。私は移転した旧室蘭駅前で写真を撮ったあと、 道の駅「みたら室蘭」に寄る。その後、白鳥 大橋を渡って伊達紋別駅へ。この白鳥大橋、無料と思いきや暫定無料とやらで将来は料金を徴収する つもりらしい。伊達紋別駅から倶知安まで国鉄胆振線跡 を散策する。
 京極町ではふきだし湧水に立ち寄る。ここは羊蹄山からの湧き水が文字通り吹き出しているところ である。多くの人は持参したポリタンクにこの湧き水を汲んでいた。私も500mlのペットボトルに水を 汲み、車中で味わった。倶知安に着くまでに道の駅 「そうべつサムズ」「フォーレスト276大滝」「望羊中山」に寄る。「そうべつサムズ」で スタンプラリー'99チャレンジブックを入手。これから先、道の駅に寄ったらこのスタンプ帳にスタンプ を押すことにする。「望羊中山」では名物の「あげじゃが」を賞味。

▲旧室蘭駅にて ▲名物「あげじゃが」

 倶知安からR5を南下して函館を目指す。途中の 道の駅「ニセコビュープラザ」「くろまつない」「YOU・遊・もり」に寄る。「くろまつない」を出て、 しばらく走っているとまたもヒッチハイカー。これも何かの縁だと思いハザードを点けて停車。今度は 埼玉から来た大学生だ。彼もヒッチハイクで北海道へ来たと言う。そろそろ学校が始まるので帰る途中 とのこと。函館のフェリー乗り場でヒッチハイカー氏と別れ、近くの回転寿司で夕食を取る。さすがは 北海道。回転寿司でもネタは良いし値段も安い。市内にある西桔梗温泉で汗を流してこの日は亀田半島 の先端に近い恵山町にある道の駅「なとわ・えさん」 にて車中泊

◆ 9月17日(金) 晴れ
 ツーリング時の車中泊では早寝になってしまうので、どうしても朝早く目がさめてしまう。この日も6 時前に出発し、昨夜来たR278を戻り、函館 市内へ。戸井町で突如未成線跡と思われるコンクリートの建造物が現れた。函館市内では早朝の五稜郭を 散策。通勤ラッシュ前の市内を抜けて、R228 を走る。左手には下北半島がすぐそばに見える。やがて津軽半島がそれに変わる。
 木古内町のコンビニで朝食を取り、国鉄松前線跡 を散策する。木古内までは津軽海峡線として立派な線路に生まれ変わったが、その先、松前までは廃止と なってしまった。途中、 道の駅「しりうち」「横綱の里ふくしま」へ寄る。

▲福島町は千代の富士の出身地 ▲車窓から見た奥尻島

 松前城を散策後、今度は日本海を左に見ながら海岸線を走る。 道の駅「上ノ国もんじゅ」「江差」「ルート229元和台」「てっくいランド大成」に寄りながら瀬棚町へ。 ここからR230沿いに函館本線国縫まで 走っていた国鉄瀬棚線跡を散策。クアプラザ美利河 (ぴりか)で温泉に浸かり汗を流したところで瀬棚へ戻り コンビニ弁当で夕食。 R229を北上してこの日は 道の駅「よってけ!島牧」にて車中泊。

その2  夢紀行