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道の駅と廃線巡りの旅(平成11年9月15日〜23日)
その2



◆ 9月18日(土) 晴れ
▲神威岬

 道内三日目。明け方の気温が15℃くらいで昼間は高くても20℃という千葉とは10℃近く温度差が ある気候にも慣れた。
 この日ははじめに道の駅「いわない」へ。 ここはかつて国鉄岩内線の終点、岩内駅があったところだ。ここから 岩内線跡を散策。R229へ戻り、今回の旅の目的 の一つである積丹半島を一周する。この積丹半島は豊浜トンネル事故でも知られたように、岩盤が そのまま日本海へ落ちたような地形の為に、道路を造ることが困難であった。一周道路が完成したの もつい数年前のことである。
 神威岬では岬の先端まで歩いてみた。エメラルドグリーンの海が美しく、約20分の道のりも苦には ならなかった。
 途中、寄った道の駅は「オスコイ!かもえない」「スペース・アップルよいち」の二ヶ所。小樽で は話題の西部警察ワールドを楽しむ。
 この日は銭函にあるとほ宿「小さな旅の博物館」に宿泊。とほ宿 とは、ユースホステルと同じく男女別相部屋の宿である。夕食後、宿の主人であるわんわん氏、この日 の宿泊者である入院氏、日車氏、家出氏、ヘルパーのレイコさん(いづれも仮名^^;)と酒盛りをして床 についたのが深夜二時過ぎであった。

◆ 9月19日(日) 曇りのち雨
▲SLすずらん号

 前夜、遅くまで飲んでいた為に宿を出発したのが10時過ぎ。今日はお昼過ぎまでに留萌へ行か なくてはならない。そう、SLすずらん号をカメラにおさめる為である。 R231を北上するが、どうも雲行きが 怪しい。それでも、途中の街ではあちこちで秋祭りを行っていた。増毛町に入る頃にはとうとう 本降りとなってしまった。SLのほうは幸いにもやや遅れていたので無事に撮影することが出来た。
 留萌を後にして国道と平行して走っていた 国鉄羽幌線跡を散策。やや遅めの昼食を取る ために道の駅「おびら鰊番屋」に寄り、鰊そば を食べる。「おびら鰊番屋」にはその名の通り、国指定重要文化財の鰊番屋が保存されている。
 道の駅「ほっと・はぼろ」に寄った後、休憩を した「富士見」でそのまま車中泊。

◆ 9月20日(月) 曇りのち晴れ
 夜中に寒さで何度か目をさました。外の気温は10℃を切っている。 R232を幌延まで走り、 道道121号から84号にて浜頓別へ抜ける。道道84号は沿線にほとんど人家が無く、延々と原野の 中を走る。浜頓別町から右手にオホーツク海を見ながら R238を北上して 道の駅「さるふつ公園」へ。浜頓別町へ引き 返して国鉄天北線跡を散策しながら R275を音威子府を目指す。  途中の道の駅「ピンネシリ」にてラーメン を食べる。塩ラーメンを頼んだのだがコレがなかなか美味しかった。

▲北緯45度線にて ▲道道84号にて

 音威子府に入り、まずは道の駅「おといねっぷ」 に立寄る。次に、音威子府駅にて記念撮影をした後、R275を小頓別まで戻り道道12号へと進む。歌登町 を経由して枝幸町へ。今度はオホーツク海を左手に見ながらR238を南下。 道の駅「マリーンアイランド岡島」「おうむ」に寄る。

▲枝幸町にて

 雄武(おうむ)町から道道49号で仁宇布(にうぷ)へ。ここはかつて日本一の赤字ローカル線だった 国鉄美幸線の終点だったところである。美幸線は随分前 に廃止されたが、線路がかなり残っている。観光客向けにエンジン付きのトロッコ列車を走らせるためだ。
 この日は真冬には氷点下40℃を記録することもある幌加内町母子里(もしり)にあるとほ宿「母子里一刻館」 に宿泊。

その3  夢紀行