![]() まえがき ツーリング好きなら誰でも一度は憧れる大地、北海道。私も多分に漏れず、いつかはと思って いました。しかし、金銭的な理由(笑)でその念願が叶ったのは社会人になってからです。この 旅が自分の車で行った最初の本格的なツーリングです。 ◆ ◆ 1日目 千葉〜青森9月12日(土)、朝8:00に自宅を出発。R16 からR6経由で仙台を目指す予定だ。R16は何とかクリアしてR6に入るが、千代田石岡IC付近から 渋滞。仕方なく、常磐道に乗ることとする。終点のいわき中央まで走り、再びR6へ。岩沼でR4に 合流し、仙台市へ入る。丁度帰宅時間と重なった為か、R4バイパスは渋滞していた。R45との分 岐を過ぎて、新幹線の高架を潜った先にあるスタンドで最初の給油。ナンバーを見たスタンドの おじさんが「千葉から来たの?」と声を掛けてくれた。聞けば茨城出身だが、千葉に近い所らし い。私がこれから北海道へ行くと話したところ、「遠いから気をつけてな」という温かい言葉が 返ってきた。この辺りから渋滞も解消してひたすら北を目指す。フェリーは早朝の便を予約した が、早く着けばその時に空きがある便に乗ってしまおう。R4は山の中を走るにも関わらず、比較 的高低差が無い走りやすい道である。大きな都市は大抵バイパスが整備されていることもその理 由だろう。 青森県内に入り、野辺地を過ぎた辺りであろうか、急に睡魔が襲ってきた。まだ、日付が変わ ったばかりだし、ここで少し寝ても大丈夫だろうと思い、偶然あったパーキングエリアにてしば しの仮眠。30分ほどうとうとしたらすっきりしたので出発。右手に海が見えてきた。陸奥湾であ る。青森市内に入り、信号待ちの間に隣のタクシーにフェリー乗り場を訪ねる。午前2時頃であ ろうか。ようやくフェリー埠頭に到着した。 車検証を持って手続きを済ませて乗船。函館に着くまで、しばしの睡眠を取る。
◆ 2日目 函館〜苫小牧
長万部でR5と別れ、R37へ入る。天気が良く、海がキラキラと光っている。しばらく走ると対向車 がパッシング。再び対向車がパッシングしてきたので、「ねずみ取りをやっているな」と思い気 持ち減速。案の定やっていました。夏の北海道は要注意ですね。 何処かで風呂に入りたいと思い、地図を広げてみると洞爺湖が目に入った。ここなら温泉街だ し、日帰り入浴が出来る宿か、銭湯があるだろうと思い、 R230へと左折する。前を自衛隊の 部隊が走っている。R5でも目撃したが、北海道を走っているとよく目にする。冷戦が終わったと はいえ、やはり北の最前線を感じさせる。洞爺湖温泉街で銭湯を発見し、さっぱりする。やはり 温泉は気持ち良い。そのままR37に戻るのもつまらないので、道道5号でオロフレ峠を越えよう。 まさに道道めぐり?(笑) 登別でR36に入り、ひたすらまっすぐな道 を快調に進む。そろそろ今晩の宿を決めなくてはいけない。今夜はぐっすりと眠りたいので、 車中泊はよそう。苫小牧に泊ることに決め、宿探しの為、 苫小牧駅を目指す。駅前にはたいてい観光案内所があり、そ こで宿の世話もしてくれる場合が多いからだ。予算を言えばたいていそれに合った宿を紹介して くれる有難い存在である。中には宿の予約は旅館案内所でしか行わない所がありますので御注意 を。結局この日は駅に行く途中で見つけたビジネス旅館に宿泊。
◆ 3日目 苫小牧〜厚床
後編へつづく
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