![]() ◆ 6日目(3/20) 枝幸〜深川 晴れ 朝起きて「ふたりっ子」を見てから宿を出る。清算時に宿のおばちゃんと言葉を交わす。年 によっては枝幸にも流氷が流れつくことがあるらしい。 今日も天気が良い。右手に見えるオホーツク海はもう春の海である。1時間もしないうちに 浜頓別へ着く。コンビニで朝食を調達。この街はかつて鉄道の要所であったが今はその面影も 無い。駅があったと思われるところはこれまたバスターミナルとなっていた。浜頓別を後に して最北端の宗谷岬を目指して走る。遥か向こうに陸地が見えるようであるが、樺太であろうか。 2度目の宗谷岬は雪が残っていた。さすがにこの時間ではまだ訪れる人も少ない。稚内の街が 近づいて来た時に雪化粧した山が見えた。利尻山であろうか。稚内市内に入り給油をして、 フェリー埠頭へと急ぐ。お目当てはC55である。が、そこにはSLは無かった。もしかしたら 私の探し方が悪かったのかも知れないが仕方が無い。 ※腐食が進んだために平成8年11月に解体されたそうです。
野寒布岬からは利尻山がはっきりと見ることができた。この後海岸線沿いに走るのであるが、 利尻富士を眺めながらの最高のドライブとなった。稚咲内で R40に入る為に「北三十号線」へ。この道 は出光石油のCMでおなじみの道である。私が通った時は湿原が広がるのではなく、見渡す限り の銀世界であることは言うまでも無い。
豊富町からR40に入る。今日は深川のYHに予約をしているので、少し急がねば。R40を快調に 飛ばす。北海道の場合2桁、3桁国道といってもかなり快適に走ることが出来る道が多い。 従って時間を読むことが比較的容易である。音威子府村の 道の駅「おといねっぷ」で昼食の蕎麦 を食べる。珍しい黒い蕎麦である。味は普通といったところか。美深町で 道の駅「びふか」に立ち寄る。ここは多く の人で賑わっていた。美深でちょっと寄り道をする。かつての日本一の赤字線、 美幸線跡を訪ねるためである。仁宇布までの 道道は途中から除雪をしておらず、実質一車線しか走れない。途中、線路跡や鉄橋などを目にする。 仁宇布の駅跡は完全に雪に埋まっていて、保存車両と思われるカバーがかかった客車らしき物を 見つけるのが精一杯であった。仁宇布を後にしてR40に戻り士別から R239を通って R275へと入る。R275沿いには一昨 年廃止された深名線跡が残っていた。まだ 廃止されから月日がそれ程経っていない為か、いつ列車が来てもおかしくない雰囲気であった。 幌加内駅跡は建物がそのままバス待ち合い所となっていた。深川市内に入り今夜の宿となるイル ムの丘YHに着いたのは18:30であった。 イルムの丘YHはログハウスの一見ペンション風である。この日は私の他に帯広のMR2 (AW11)氏と女性二人。一人は滋賀県、もう一人は東京から来たと言う。3人共スキーが目的で ある。そして親子3人の家族連れの計7人であった。やはり建物からして女性に人気があるのだ ろう。確かにYHらしくないなぁ。^^; こうして北海道最後の夜が更けて行った。
◆ 7日目(3/21) 深川〜室蘭 晴れのち雨
さて、いよいよ北海道とも今日でお別れである。3/16(日)の夕方に上陸して丸々5日間いた ことになる。 9:00 YHを出発。他の3人はペアレントと一緒に近くのスキー場へ行くという。一緒に滑 ろうとお誘いを受けたのであるが、色々と寄り道 ^^; したい為にお断りしたのだ。記念撮影を して別れる。(写真左) R12に入り、一路札幌方面を目指す。砂川 で歌志内線跡と 函館本線上砂川支線跡を散策。日本一の 直線区間をしばらく走ると 道の駅「ハウスヤルビ奈井江」がある。 お昼まで間があったのでお茶にする。オリジナルブレンドコーヒ\200也。お昼は隣にある蕎麦 屋で手打ちのざる蕎麦を食べる。\600也。味は確かに美味しいが量がもう少しあったらと思った。 大盛りを頼めば済む話しではあるが^^; 午後からはどこかでスキーをやろうと決めていたので、 たまたま看板が目に入った国設美唄スキー場へ向かう。さすがに平日ということもあって、 駐車場にクルマが10台程度しか止まっていない。着替えをしてリフト券を買う。午後券 (12:00〜16:00)が何と\1,600(!_!)安い!! このスキー場はリフトが3本しかない小さい スキー場である。関東近県の大きなスキー場に慣れた人には物足りないかも知れないが、 初心者に毛が生えた程度の私にとっては練習するには丁度良いかもしれない。何せ、人がいない。 10人もいただろうか。ほとんど貸し切り状態である。リフト待ちなんて当然無い。こうして3時間 程の初滑りを楽しむ。 16:00前にスキー場を出発。来る時にも気になっていたのだが、川沿いにサイクリングロード となっている鉄道跡がある。私の持っている10年前の地図のコピーには載っていないのでそれ 以前に廃止されたのであろう。美唄市街に近づいたところで東明駅と書かれた駅舎を発見。資 料が無いので確認出来ないが、美鉄バスと書かれたバス停があったので 美唄鉄道というのがかつてあったのだろう。 三笠で道の駅「三笠」に寄る。前回 車中泊した思い出深い道の駅である。岩見沢で銭湯に浸かり、札幌市内に入った頃には日も暮れ ていた。R36に入り、いよいよ室蘭へ! 札幌から恵庭までは未走行区間であるがあっけなく制覇。 食事を取ろうと色々と探すが、なかなか適当な店が見つからずとうとう室蘭へたどり着いてしまった。 結局、コンビニで弁当を買ってフェリーで食べるハメに。フェリーに乗り込みいよいよ北海道とも お別れである。3度目ではあるが、雪の季節は初めてだったので一度訪れた街も初めてのようで 新鮮であった。さらば北の大地。また来るから...
◆ 8・9日目(3/22・23) 室蘭〜自宅 雨のち曇り
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