◆ 8/13(金) 21:30頃に千葉の自宅を出発。熱帯低気圧が近づいているらしいがまだ雨は 降っていない。京葉道路の花輪ICで降りてR357を進む。首都高速が結構渋滞しているのでそのまま晴海 通りを走ってR20へ。雨は既に本降り となっている。甲州街道は渋滞も無く快調である。 高井戸から気分を変えて東八道路を走る。環八からしばらく細い道であるが、突如として 整備された道になるのが面白い。ついこの間までこの道は府中街道までだったのであるが、 武蔵野線の下を潜ってその先まで延長されている。大きく左曲がってR20と合流した。 中央道は大月付近で事故渋滞らしいが、R20は雨の夜中のせいかクルマは少ない。新笹子 トンネルは片側通行とのことだったが、渋滞も無く通過。トンネルを出てすぐの道の駅 「甲斐大和」にて 駅ネとする。雨のせいか気温は20度。周りにも車中泊 組が多い。よく眠れそうだ。
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8/14(土) 5時過ぎに目が覚めた。周りの車中泊組もそろそろ起き出している。歯を磨き、 顔を洗って出発する。 雨は相変わらず降り続いている。R152 はかなりの山間を通るので通行出来るかどうか心配である。 途中のコンビニで朝食を調達して突如現れた道の駅 「信州蔦木宿」にて朝食タイム。不覚にも この道の駅の存在は知らなかった。まだ7:30だというのに駐車場は半分以上埋まっている。 また、ライダーの姿も多い。 茅野市内に入って最初の給油。R20からR152に入るとしばらくは二車線の平坦な道であるが、すぐに 山道となる。眼下には雲が掛かってはいるが茅野の町が見下ろせる。残念ながら諏訪湖までは見渡す ことが出来なかった。杖突垰を越えて高遠町へ入る。ここでR152を進んだつもりが三峰川に沿って 伊那の方へと向かっていた。あわてて引き返して美和湖沿いに南下する。途中、道の駅 「南アルプス村長谷」へ立ち寄る。 雨は台風並に酷くなってきた。 所々に分杭峠通行止の案内板が立っている。通れないことは分かっているが、この目で確かめてみたい。 数キロ走った所で集落に入った。そこに通行止の看板があり地滑りの為当分の間通行止とある。雨も強い ので写真を撮ってここで引き返すことにした。
分杭峠を迂回するとなると、いったん伊那の方へ出なくてはならない。今来た道を引き返すことにした。 高遠の町まで来たところで ツーリングマップルに目をやると、高遠は「名所旧跡、文化財が点在 する城下町」とある。せっかくだから寄り道してゆこう。まずは高遠城跡へ。 狭い坂道を登って高遠城址公園へと行くが、まだ朝早い為か人影すらない。駐車場も閉まっていたので 近くにある町立歴史博物館へ。ここ高遠町は江戸時代に起きた大奥を揺るがした「絵島事件」の絵島が幽閉 された土地でもある。その絵島が暮らした屋敷を再現した"絵島囲み屋敷"が同敷地にあった。
◆ □ 後編 ■ 夢紀行 |