夢紀行logo 安房峠・飛騨・越前・越後の旅 (平成8年7月18〜21日)

まえがき
 NIFTYの自動車フォーラムで安房峠が話題になり、それなら一度行ってみようと思ったのが きっかけでした。ついでだから未制覇である、福井も行ってみようということになりました。 また、新潟で行われるクラブのミーティングにも参加するという一石三鳥(笑)の旅です。

◆ 第一日目 自宅〜諏訪
 7月18日(木)、会社を早々と退社し、自宅に帰って急いで旅の準備をする。準備と言っても 着替えを詰め込むだけ。なぜなら、その他の道具は常に車に積んでいるからです。21:00に 千葉の自宅を出発。首都高速が渋滞らしいので、京葉道路から一般道で都心を抜けて、甲州 街道(R20)で調布まで。そこから中央 高速に乗ります。大月まで快調に飛ばし、再びR20へ。笹子トンネルを抜けてすぐの所に 道の駅「甲斐大和」があります。規模 としては普通といったところでしょうか。深夜のため、トラック数台と乗用車2台が 「駅ネ」。深夜のR20は他の主要国道同様、トラックが 多いです。ペースメーカとなって良いのですが、発進時のあのSL並みの黒煙は勘弁して欲しい ですね。

道の駅「小坂田公園」
▲道の駅「小坂田公園」にて

 諏訪湖を過ぎて、山を越えた所に道の駅「小坂田公園」があります。公園と一体となった 道の駅で、かなり大規模です。日付も変わって、眠くなったのでここで「駅ネ」。(-_-)zzz

◆ 第二日目 諏訪〜富山
 朝6時に目がさめると隣に同じBFが止まっていました。オーナとしばしの雑談タイム。 富山から清水へ行く途中とのこと。塩尻からR19になり、松本へ。ここで1回目の給油。 ダイエースタンドの影響か、レギュラーがリッター95円。地方でこの値段は安い!!  今まで色々な所を旅して来て、100円以下で入れたことは本当に数えるほどでしたから。
 さて、松本からR158に入り、 今度は安房峠を目指します。安曇村へ入る手前だったと思いますが、20年近く前の車がその まま置いてある「中古車センター」なるものがありま した。多分、倒産して車もそのまま放置されているのでしょう。今だったら高く売れるかな?
 梓湖でしばしの休息。今年から上高地へのマイカー規制が通年となったので、周りはタク シーとバスが多かったです。安房峠は初めてでしたが、思ったほど道幅も狭くなく、また、 きつい道ではありませんでした。長野県側にはカーブに何々号カーブと名前が付いていたの が印象的でした。頂上には峠の茶屋があり雰囲気を盛り上げてくれます。また、その下では 安房トンネルの工事現場があり、作業員が出入りしていました。

▲安房峠 ▲荒川家

 安房峠を越えて岐阜県側に入ってしばらく走ると「重要文化財」という看板が目に入りま した。丹生川村にある荒川家です。江戸時代の庄屋の建物を保存して、一般公開しているの です(入観料200円)。僕が訪ねた時は他に誰もいなく、受け付けのおばちゃんが案内してく れました。保存状態も良く、江戸時代の旧家の雰囲気をよく伝えてくれます。高山市内に入 り、車を止めて市内を散策。駅前の売店で800円也の「笹すし」を購入し、お昼としました。 高山から荘川村に入った所で、「くるまーと六厩(むまや)」という施設を発見。トイレと 電話と小さな公園があり、ちょっとした道の駅といった感じでした。

笹すし
▲笹すし

途中から R156との重複区間となり、長良 川鉄道の北濃駅近くに道の駅「白鳥」があります。規模としては大きい部類に入ると思います。 裏に長良川が流れており、夏休みに入った子供達が水遊びをしていました。R156と別れてトン ネルを越えると福井県へ入ります。九頭竜湖を左手にしばらく走ると道の駅「九頭竜」があり ます。ここはJR越美北線の終点の九頭竜湖駅に併設しているため、駐車場はほとんどありませ んでした。少し走った所に和泉村営の平成の湯があり、温泉で旅の疲れを洗い流しました。別 棟にはホテルとレストランもあり、ちょっとしたリゾートといった感じでしょうか。R158の終 点の福井まで走り、今度はR8へ。ここで2度目の給油。値段は松本より少し高い98円。それで も100円を切っているのは驚き。途中、金沢市内で洗車をして、その日は富山東パーキングで 車中泊

◆ 第三、四日目 富山〜寺泊〜自宅
 翌朝は6時に出発。新潟県に入り親不知へ。噂通りの難所ですね。北陸道は 無理矢理海岸に出したようで不自然でした。能生町に入ると何やら鉄道の跡ら しき物がちらほら見えました。車を止めて近づいてみるとサイクリングロード でしたが、トンネルやレンガの橋脚は間違いなく鉄道の跡です。おそらく、 北陸本線の旧線の跡だと 思われます。
 道の駅「能生」で日本海を見ながらお昼寝タイム。海からの風が気持ち良かったです。 ここでは名物のカニの売店がたくさんあるので、一度寄ってみてはいかかがでしょうか。 上越市内に入り、直江津と高田を散策。元々が2つの街だったことがわかりおもしろいです。 高田城址公園の蓮は見事ですので、上越へお越しの際は寄られてみてはいかかがでしょ うか。

▲北陸本線旧線跡 ▲高田城跡公園の蓮

 この日は寺泊で宿泊することになっているので、柏崎からR116へ入り、 田中角栄元首相の故郷、西山町から R352へ抜けました。新潟は 日本一海水浴場が多いらしく、R352にもたくさんの海水浴客の車が止めてありました。 途中、「越後出雲崎天領の里」という長い名前の道の駅に寄り、寺泊へ。ここで クラブ(LEGACY BF CLUB)の仲間と合流し、ミーティング。 翌日の午後に関越道、東北道経由(関越が渋滞のため)で千葉の自宅へ帰りました。

 まとめ  走行距離:約1,300km

      燃費:約11km/リッター

      寄った道の駅:6ヶ所

  夢紀行