- 宮原線 その1 -

平成10年9月27日 探訪


 あいにくの雨の中を道の駅「小国」 を訪れる。ここは昭和59年に廃止された宮原線の終着駅「肥後小国駅」の生まれ変わり だからです。

廃止年月日

昭和59(1984)年12月1日

道の駅「小国」
▲ユニークな形の建物。周りには枕木が...

 道の駅「小国」には宮原線の面影が数多く残っています。ポイントの一部や枕木 駅名表示板などです。この日はあいにくの雨でしたが、休日ということもあって、 朝から沢山の観光客がひっきり無しに訪れていました。鉄道時代もこんなに賑やか だったのでしょうか。

▲建物の中に残る駅名表示板 ▲ポイントの一部

〜概略図〜

※この地図はあくまでも概略です。位置関係や縮尺は必ずしも正確では
ありません。

 道の駅から少し外れると線路跡と思われる砂利道がありました。当時の地図を持っていな いのでこれが果たして線路跡かどうかは分かりません。道の駅から南に向かっているからで す。次の駅の北里は北になります。道の駅のすぐそばの川には橋脚や橋台らしきものはあり ませんでした。ということは、一度南に向い、西へ曲がってから北里へ向 かうというルートだったのでしょう。あくまで私の推測ですが。

 などと、書きましたが宮脇俊三氏の「鉄道廃線跡を歩く」によると、やはり線路は北に向 かって敷かれていたようです。そうなると、線路跡は国道387号になってしまったのですね。  

▲阿蘇方から道の駅を見る ▲この先は通行止


その2  夢の跡を訪ねて