- 宮原線 その2 -

平成10年9月27日 探訪


 肥後小国駅跡を後にして、北里駅跡に向かって走りました。
 北里とはその名の通り、北里柴三郎博士の生家がある集落です。

肥後小国〜北里
▲石造りの美しいアーチ橋

 国道212号から県道318号に入ってしばらくすると石造りの美しいアーチ橋が 現われました。西村というバス停付近です。
 途中、橋梁を工事している箇所がありました。工事の告知板を見ると 「M.T.B.橋梁(一ノ谷橋)架設工事」とありました。サイクリングロードにでも するのでしょうか。

▲橋梁を整備中 ▲M.T.B.橋梁?

▲北里駅跡。ホームが残っている。

 北里駅跡にはホームが残っていました。すぐ側を国道387号が走っています。駅構内跡は 一部は国道になってしまいましたが、残りは農産物販売所となっています。

北里〜宝泉寺

 北里駅跡を後にして、国道387号を走る。時折、橋脚跡や線路跡などが目に入ります。 しかし、そのほとんどが国道の改良工事などで取り壊されている最中でした。宝泉寺駅跡 もそうでした。駅構内跡は国道となり、ホームがあったと思われる場所はちょっとした休憩 スペースになっていました。駅跡のすぐそばにある建物がバスの待合所兼資料館だったよう でしたが、鍵が掛かっており中に人がいる気配もありませんでした。

▲宝泉寺駅跡。右手の石垣の上にホームがあった。 ▲宝泉寺駅の駅表示板

 バスの待合所の裏にふと目をやると宝泉寺駅の駅表示板と名所案内板が無造作に置かれて いました。
 廃止から十余年。その痕跡は年月と共に確実に消えて行っています。

夢の跡を訪ねて〜宮原線 終わり


夢の跡を訪ねて