![]() まえがき 3時間程度のショートツーリングです。 ◆ 倉敷にある妻の実家に帰省中に時間が空いたので、かつての四国の玄関口、宇野まで足を延ばすことにした。お昼過ぎに出発してまずは県道22号を西へ進む。
瀬戸大橋線の高架を潜って左折すると宇野線の線路と平行して走るようになる。途中の備前片岡駅に寄り道をして、踏切に差し掛かったところで警報機が鳴った。どんな電車が来るのであろうか。以前は確か荷物電車を改造した一輌編成だった。 目の前を通過したのは二輌編成の105系。世代交代が進んでいた。
R30に合流してしばらく走ると道の駅「みやま公園」へ到着。ここはかなり広大な敷地面積がある公園の一角に位置する道の駅で、駐車場も広大だ。その一部を使ってフリーマーケットを行っていた。 みやま公園をあとにして、宇野駅を目指す。途中ループ橋を通過して一気に山から降りるとR430と合流する。市街地はすぐそこだ。
宇野駅は瀬戸大橋が出来るまでは四国への玄関口で、東京からの直通特急もあった。しかし、今ではローカル線の終点という印象だ。駅舎は洒落た感じになっており、また駅前広場も整備されていた。 駅の目の前はフェリーターミナルとなっており、こちらも割りと最近整備されたようで、まだ工事中のところがあった。今でも橋を使わずにフェリーを使う人が結構いるらしく、割りと頻繁にフェリーが出入りしているのが印象的であった。
宇野をあとにして県道45号を北上する。暫く走ると児島湾(締切堤防があるので正確には児島湖)が左手に見えてきた。児島湾締切堤防上の道を通り、対岸へ。適当なところで左折して笹ヶ瀬川を渡ると突如として広大な田圃が広がった景色となった。目の前には稲刈りの終わった田圃とつい先ほどまで走っていた玉野の山々しか見えない。こういう景色は北海道以来である。
大分日も暮れてきたので、R30から県道22号と、来た道をひき返して倉敷に戻った。わずか3時間ほどの短い旅ではあったが、大変充実したものとなった。 ◆ ■ 夢紀行 |