夢紀行logo 東北大陸の旅(平成7年10月7〜9日)

まえがき
 毎日通勤で乗っているJRのポスターに「東北大陸」というコピーがあった。十和田湖の 紅葉の写真が美しく、行ってみようと思ったのは夏の終わり頃だったように記憶している。 本来ならJRを使うべきであろうが、私にはレガシィがある。JRさん、ゴメンナサイ。(笑)

◆ 一日目 自宅〜秋田
 10月7日、夕刻に自宅を出発。東北道を福島まで走り、夜中の R13を終点の秋田を目指して走る。日付が変わり、 午前3時頃だったろうか、睡魔が襲って来たので途中のパーキングエリアにて仮眠。寝袋 にくるまって寝ていたが、寒さの為に目がさめる。外気温を見ると6度! どうりで寒い 訳だ。

◆ 二日目 秋田〜野田(岩手県)
 夜明けと共に走り出し、秋田市内で給油をして、最初の目的地大潟村へ。さすがに干拓 地らしく広々としていてまるで北海道にいるような感覚になる。丁度稲刈りのシーズンで 朝早くにも関らず、農家の人が刈り入れをしていた。北緯40度線で記念撮影をして、大潟 村を後にする。R7を北上し、次の目的地十和田湖へ。途中、 道の駅「二ツ井」、「鷹ノ巣」に寄る。大館で R7と別れR103へ。十和田湖は紅葉シーズンだけに観光客が多い。湖畔に降りて湖を眺めて 記念撮影。

北緯40度地点 秋晴れの大潟村にて
▲北緯40度地点 ▲秋晴れの大潟村にて

 十和田湖を後にして、次ぎなる目的地は竜飛岬。夏に大間から北海道へ行ったので、 今度はその反対側という単純な理由です。(^_^;) 途中、道の駅「虹の湖」でお土産に リンゴジュースを購入。R339に入り、岩木山を左手に見て走る。五所川原を過ぎ、 津軽鉄道芦野公園駅に寄る。ここには初代ストーブ列車が保存されていた。 しかしながら、その状態はあまり良いとは言えなかった。

十和田湖にて 津軽鉄道「芦野公園駅」
▲十和田湖にて ▲津軽鉄道「芦野公園駅」
日本海を背に 竜飛岬にて
▲日本海を背に ▲竜飛岬にて

津軽海峡を照らす月
▲月光

 十三湖を過ぎたあたりから日本海が顔を出し、気分を盛り上げてくれる。竜飛岬近くは 道幅が狭く、車一台がやっと通れるくらいだ。途中、自衛隊のレーダ車両が止まっており、 ここは冷戦が終わっても北の守りの前線であることには変わりがないのだ。結局、竜飛岬に 着いたのは日没直前。対岸の北海道はほんのわずかな灯しか見えなかったが、月明かりに 照らされた津軽海峡を撮影することが出来た。この後、三厩の青函トンネル出口で北斗星の 通過を見た後、R280〜県道〜R280と通って青森市内に入りR4へ。あとはR4で十和田まで走り R45へ。岩手県の野田まで走ったところで眠くなったので道の駅「野田」にて 車中泊

◆ 三日目 野田〜自宅
 翌朝、目がさめると周りが騒がしい。道の駅「野田」は三陸鉄道野田駅と併用されていて、 この日は平日だった為、通勤・通学の人々が出入りしていたのであった。早々とそこを去り、 しばらく走った所にある、道の駅「田老」へ。最初からここで寝るべきであった。(笑)  この日はリアス式海岸沿いを鉄でお馴染みの釜石まで走り、遠野物語で有名な遠野を抜けて 北上市へ。釜石から遠野までは山道ではあるが、美しい渓谷が楽しめた。遠野から北上までは 道東を思わせる牧歌的な風景が広がっていて、運転していても退屈しない。
 北上からR4を一ノ関まで走り、東北道に入り帰路についた。
 2泊3日の小旅行でしたが、十分に楽しめた旅でした。

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