![]() - 白糠線 -平成9年3月18日 探訪
昭和58(1983)年10月23日
白糠からR392に入り、しばらく走ると何やら線路跡らしき土盛が見えてくる。 茶路の 辺りからは、はっきりと線路跡と分かる。山間に入り、鉄橋やコンク リートの高架線 、トンネルが目に入る。これだけを見ているとまだ列車が来て もおかしく無いように 感じてしまうが、現実は十数年間眠りについたままなの である。この先も決して 列車が来ることはない。このまま静かに朽ち果てて 行くのである。
上茶路駅跡は道道から10m程入ったところにあった。その10mの道はわずかな 砂利しかなく、夏はおそらく草で塞がれているのだろう。そんな道にも停車場 線という立派な名前が付いていた。 駅舎は外観はそれほど荒れてはいなかったが、中は廃墟であった。取り 残された保線用の黄色い足漕ぎ自転車がそこには眠っていた。
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