- 鹿児島交通 その1 -

平成10年9月26日 探訪


 昭和59年に廃止されて既に14年経つ為に廃線跡はかなり姿を消しつつあります。 鹿児島交通はかつて南薩鉄道と呼ばれており、加世田駅跡にはその名前を冠した 薩南鉄道記念館があります。

加世田駅跡
▲加世田バスターミナルを出るバス

 加世田駅跡はバスターミナルになり、広い構内跡はホームセンターと大型電器店 、そしてその駐車場に生まれ変わっていました。
 バスターミナル内にはかつて活躍した車輌が展示されていました。

▲バスターミナル内に保存されているSL ▲同じく、保存されているDL

▲南薩鉄道記念館

 石造りの重厚な南薩鉄道記念館ではあるが、訪れる人も少ないのか扉は通常閉まった ままらしく、見学希望の方はバスターミナルの事務所へ声を掛けて下さいと書いてある。
 中は鹿児島交通の歴史に関する資料やパネル、車輌のプレートなどが展示してある。 また、館内にあるノートには通学で使った思い出などが沢山書いてあり、廃止後十余年 経った今でも人々の記憶の中に深く刻まれているようだ。

 南薩鉄道記念館の後ろには後から建てたのであろうか、木造の車庫風の建物の中に 気動車とSLが展示されていた。気動車はシートのレイアウトを少し変更してテーブルを 置いてうどん屋として使われていた。

▲キハ103。中はうどん屋に改造されている。 ▲キハ103(正面) ▲1号機関車


その2  夢の跡を訪ねて